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豊作祈願の竹伐り会式|鞍馬寺

梅雨入りするか、しないかという時期。
法螺貝を皮切りにスタート。
大蛇になぞらえた長さ4m、太さ10cmもある青竹を、2人1組に分かれた法師達が伐る早さを競います。弁慶被りの法師が居並ぶだけでも迫力ありますが、大鉈をふるい竹を伐る様はとても勇壮です。 1000年以上の歴史を誇る京都でも有数の古い催事。

大蛇に見立てた立派な青い竹を半分にナタデ切り、豊作を占う神。
僧兵が二人で竹を持ち、その真中目掛けて大きな刀のような刃物で竹を真っ二つに切る姿は大迫力でその瞬間を狙って多くの観光客や、カメラマンがシャッターを切ります。

「丹波座」と「近江座」が竹をどちらが先に切り落とすかでその土地が豊作になるかという行事も行われます。鞍馬寺での竹伐り会式は広い本堂で行われ、とても絵になることから、多くのテレビ局や、新聞社関係の人が取材にきています。早く切った方の僧兵は刀を上にあげ、ゆうゆうと会場を走り抜けていきます。

真っ二つに切られた竹の破片は魔除けのご利益があるとして、多くの参拝者が持ち帰ります。
1,000年以上も続くこの竹伐り会式は、京都の伝統的な催事の一つです。

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