ホーム » 京都観光モデルコース1泊2日|嵐山・金閣寺・清水寺・伏見稲荷を旅行する
京都観光といえば「清水寺」「金閣寺」「伏見稲荷」「嵐山」などが有名です。しかし、主な有名観光スポットは京都市の東西に別れています。
色々見てみたいところですが、そこをグッとこらえて、西側なら西側だけ、東側なら東側だけ絞って効率よくしていきます。
ざっと、一日目のスケジュールをまとめてみました。
このモデルコースでは王道の1泊2日の京都観光モデルコースを巡ります。
1日目(朝に京都駅到着)
あまり京都の地理感がなく適当に観光すると非効率的な京都観光になってしまいます。
ホテルマンをしている私が考えたコースで京都観光を満喫していただきたいと思います。
その他、京の旅に役立つグルメやおすすめの予約サイトのこともお教えします。
おすすめは新幹線。
首都圏エリアよりの移動なら移動時間も少なく本数も多く早朝に京都に到着することで、京都での滞在時間を増やすことが可能です。
新幹線の参考時刻往路:のぞみ1号 東京駅6:00発、京都駅8:08着
復路:のぞみ64号 京都駅21:37発、東京駅23:45着
早朝に京都に到着することで京都での滞在時間は約37時間、持ち時間としては、まずまず。
まず、重たい荷物から開放されることで快適な京都旅行がスタート。
大きな荷物を持ちながら移動するのは体力や効率的によくありません。
京都駅から宿泊するホテル・旅館に荷物を運んでくれるサービスです。
京都駅には2社のこういったサービスがありますので、うまく活用して快適な京都観光にしましょう。
新幹線に乗っているとどうしてもお腹が空いてしまいます。
京都駅に到着するのが早朝ですので、そろそろお腹が空いてくる時間帯です。
簡単に済まそうと思えば「マクドナルド」や「吉野家」「なか卯」があるのですが、せっかく京都に来たのだから、京都らしい朝食をとりたいですね。
そして腹ごしらえも済んだので早速最初の目的地嵐山へ出発です。
京都観光の大人気エリアの嵐山は渡月橋や竹林などの有名スポットがあり、国内外からも多くの観光客が訪れます。
大阪から嵐山へ行くには阪急電車が便利ですが、京都駅からであれば断然JR利用が便利です。
京都にあまり詳しくない方は京都で市バスを利用して移動すると思い込んで、わざわざ時間の
かかる市バスで嵐山へいく方も珍しくはありません。
京都駅からであれば、快速電車で約15分、各駅停車で約18分の乗車となります。
嵐山までのアクセス概要
車窓も旅行の楽しみでもあります。
京都市内の景色を見ているうちに嵐山駅へ到着します。
北口・南口とありますが、渡月橋方面へは南口となります。
渡月橋へは10分ほど、早朝なら観光客も少なめなのでブラブラ京都の下町を歩きましょう。
やはり京都にきたなら渡月橋で記念写真を撮っておきましょう。
渡月橋をバックにいれて「ハイチーズ」。
紅葉時期なら渡月橋から少し下流に行くことで、紅葉と渡月橋を背景にすることで京都らしい写真を撮ることができます。
嵐山を歩いていると人力車を見かけます。
車夫が観光案内をしてくれ、ゆったりと観光を楽しむことができますので、時間とお金に余裕がある方はぜひ、お試しください。
しかし、混雑した場合は人が多くスムーズに移動出来ないの場合もあるので注意してください。
嵐山周辺で一度は宿泊してみたい施設といえば「星のや京都」ではないでしょうか。また、森トラスト・ホテルズ&リゾーツ/マリオットが運営している「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」も魅力的です。グループで泊まるなら、共立リゾートの「京都 嵐山温泉 花伝抄」がおすすめです。
多くの観光客が渡月橋を見たあとは竹林などの有名スポットへ向かいます。
しかし、人人人・・・、観光シーズンであれば混雑して効率的な観光ができません。
そこで、嵐山の北に位置する愛宕念仏寺から下って竹林エリアに向かう裏ワザ的なコースをお教えします。
愛宕念仏寺から渡月橋までずっと下り坂で楽々です。
嵐山北側は観光客も少なく京都らしい雰囲気をゆっくりと満喫することが可能です。
渡月橋から愛宕念仏寺へ行けるバスがあります。
渡月橋のバス停から比較すぐに到着します。
このへんになるとだいぶ観光客もすくなくなります。
渡月橋のバス停からあっという間に。
この辺りなるとだいぶ観光客も少なくなります。
近頃では日本人よりも外国人の方が多いのが特徴的。
下調べをした外国人が愛宕念仏寺を目的に訪れるわけです。
混雑した清水寺などを観光するのであれば、こういった京都らしい場所をゆったりと観光するのも一つの方法ではないでしょうか。
バスを下車してすぐ目の前にあるのが「愛宕念仏寺」。
寺内には1200もの羅漢像がありスピリチュアルな雰囲気たっぷり。
嵐山駅からここまで歩いて行くとなるととっても大変。
バス移動することで体力が温存できます
京都の人なら知っている心霊スポット。昼間なら安心です。
愛宕念仏寺の少し下った場呂にある「あゆよろし」の平野屋さん。
この場所はよくCMなどで利用されていて、その昔、ホンダフリードのCMで「ショーン・レノン」がこのロケーションでCMをしています。
興味がある方はYouTubeで「HONDA フリード「京都」」で検索してみてください。
このお店では絶品の鮎を食べることができます。
また、お茶や和菓子を食べながらお店の前にある楓の木や朱色の鳥居をみながら、ほっこりするのも贅沢な時間です
志んこ(春・夏・秋)840円
お店の前にある紅葉は平年より比べて早く色づいているようです。
この辺りまで来ると観光客は少なくなり、逆に外国人の方が多くそうです。
店先に咲いている美しい菊は大覚寺より特別に分けていただいているそうです。
タイムスリップしたかのように時間を忘れゆっくりできました。
次に向かうのは重要伝統的建造物群保存地区として選定されている嵯峨鳥居本地区です。
東山や祇園なども京都といった感じがすますが、私はこの地域が好きな場所でもあります。
化野念仏寺の少し過ぎた場所に「あだしのまゆ村」があります。
日本で唯一のまゆの人形専門店です。
年配の女性に人気です。
なんともスピリチュアルな場所です。
化野念仏寺の奥には整備された竹林があります。
無縁仏の横を進んでいくと、綺麗に手入れされた竹林を抜ける階段があります。
比較的人も少ないのでこのような写真を取ることができました。
空海(弘法大師)が五智山如来寺を建て、野ざらしの遺骸を埋葬し、のち法然が念仏道場としてから今の寺名に改めました。
本堂は1711年(正徳2)寂道上人の再建し境内8,000体の石仏・石塔群は、化野に葬られた人たちの墓で、毎年8月23・24日に灯明をあげ、幽玄な千灯供養を行う。浄土宗です。
今回、私が行きたかった場所は祇王寺は平家物語に登場する「悲恋の尼寺」です。
悲恋の尼寺として女性に人気の寺院となっておりますが、フォト派の私にとっては悲恋話より絶好の撮影ポイントとして注目しております。
数台ですが、駐車場がありますが紅葉シーズンは恐らく車を利用しないほうが良いでしょうね。
こちらの寺院は嵯峨野大覚寺の搭頭寺院であり、平清盛の寵愛を受けた祇王が余生を過ごした尼寺です。
見事な苔がびっしりと、地面の青苔は本日も活き活きしています。
今は緑一色ですが半年後の11月には赤一色となります。
こちらの寺院は嵯峨野大覚寺の搭頭寺院であり、平清盛の寵愛を受けた祇王が余生を過ごした尼寺です。
祇王寺の少し登った場所にあるのが「滝口寺」です。
このお寺は、平重盛家臣・滝口入道時頼と建礼門院の侍女・横笛の悲恋の舞台となったお寺で本堂には横笛と滝口入道の比翼の木像が安置されており、参道には横笛の歌石がひっそりと立っています。
心も体もリフレッシュできましたので、休み明けの仕事も頑張れそうです。
すごく、素朴でひっそりとしてこの場所だけ時間が止まっているのと錯覚するほどです。
まさに穴場のスポットです。
ここも、紅葉名所「二尊院」そうだ、京都行こう 2012年の舞台です。
紅葉時期にになると正面の階段からアーチになった真紅の紅葉が訪れる人々をまるで異次元へと誘うように迎えてくれます。
人力車を利用しての観光もあります。ぜひともお金に余裕がある方はお乗りください。
いいですね、奥嵯峨野といった感じです。
まっすぐ進んで二尊院まで進みます。
二尊院の前は駐車場がありますが、紅葉シーズンは車では行かないようにしてください。
タクシーが乗り降りする時に使用する感じです。
紅葉シーズン以外の平日なら車で来てもいいかもしれません。
嵐山観光へは新緑の季節の平日がオススメです。
紅葉の名所、常寂光寺です。
今回はまだ、紅葉しておりませんので、中には入りませんでした。
受付を済ませると中に進めますが、今回は次に「御髪(みかみ)神社」進みます。
わかりにくい場所になるますが、少し歩くと池の奥にある神社が見えてきます。
小倉山のふもとにあるのが御髪(みかみ)は髪と頭にご利益がある神社です。
ボリュームUPをお願いしに・・・。
年相応の髪量になったので、行かないわけにはまいりません。
髪の毛が薄い人だけではなく、髪の美容と健康をお願いしに女性の方にも人気です。
ぜひとも祈願して帰りましょう。
コラス・ケイジ:髪の毛が伸びますように
森脇健児:髪の毛がいつまでもありますように
モト冬樹:髪の毛が少しでも残りますように
アンジャッシュ渡部建:もし禿げるとしたら、オシャレなハゲの方でお願いします。
など、有名人の方もお悩みが多いようです。
ええぃーい
ここは奮発してお賽銭を500円!!
これで禿げなかったら儲けものです。
日本で唯一の髪の神社ということもあり、全国からお守りご送付のご依頼が多く、皆さまのご要望にお応えする方法を検討されました。
参拝が困難で遠方の方へは公式ホームページのお申込みフォームより髪にご利益があるお守りを授かる事ができます。
映画俳優大河内伝次郎が作り上げた庭園は、高台にあるので京都の市内を一望できます。
私の記憶が確かなら、京都タワーが見えるはずです。
入場料は1,000円ですが、混雑した竹林を避けて少しほっこりしたい場合には良いのではないでしょうか。
ようやく皆様お待ちかねの竹林です。
大河内山荘の前はT路地になっており、そのまま進むと嵐山公園、左に進むと坂を下って竹林へ進めます。
嵐山の人気スポット竹林、朝の8時ぐらいはで観光の方はいませんが(10時ぐらいから混雑します)。
知っていましたか?
実は車で行くことももできるんですよね。
タクシーに乗って行けますが、人混みでなかなか進めませんけど。
通行可能なのでしょうがないですがね。
車はすれ違うことはできません。
でも、通行することは可能です。
お気をつけてあそばせ。
国内外で人気の観光地なだけあります、外国人の方がずらずら歩いて坂を上っていきます。
ソニーのα7のフルサイズミラーレスカメラを持った人をたくさん見ました。
人気があるのですね、他にも高級なカメラを持った団体もちらほら、皆様お金持ちなんですね。
今回は坂を下って野宮神社へ向かいます。
途中天龍寺の北門があります。
大河内山荘前より竹林には入らずそのまま進むと嵐山公園に入ります。
絶景を見る為に山頂へ、ココから見る保津峡方面は絶景です。
紅葉すると辺り一面の山々は色とりどりの景色が現れます。
一度行ってみたいスポットです。
大河内山荘前より竹林を進んでいくと左側に見えてきます。
「縁結び」や「パワースポット」として有名な野宮神社は神社内にある神石「お亀石」をなでながらお祈りすると一年以内に願い事が成就すると言われています。
英語で案内がないために、外国人観光客はほとんど何が書いてあるかわからずに通り過ぎてしまいました。
境内の鳥居は日本最古の鳥居の形式だと言われています。
黒木鳥居はくぬぎの木を剥がないままで使用するので黒光りしていてとってもご利益がありそうです。
本命は、コチラの恋愛成就です。
全国から乙女達がお願いにくるようです。
せっかく、京都まで来たのだからそのお願い叶うといいですね。
お守りはいかがでしょうか。
バラエティ豊かなお守りがありました。
源氏物語や小野小町にゆかりがあるこの神社
そこで、
「源氏物語」おおしろクイズ?
Q1 光源氏は何歳の時に野宮にきたでしょう
Q2 その時、六条御息女は何歳でしたか
Q3 紫式部の住所はどこでしょうか。
Q4 紫式部のお墓はどこ。
Q5 光源氏のモデルは誰でしょうか。
答
1. 23歳
2. 30歳
3. 廬山寺
4. 雲林院
5. 源融
ここで雑学を。
十二単は今から1000年前の紫式部は着ていたそうです。
いつも多数の観光客の方々が集まっています。
食べ歩き用に便利なお店があり、いつも外交人観光客でにぎわっています。
たくさん歩いてお腹がへってくるころです。嵐山エリアにある吉兆本店では、四季折々の嵐山を借景に、華やかで革新的な日本料理をご堪能いただけます。
11月・12月の京都では紅葉のシーズンとなり週末は満席となり早めに予約することをおすすめします。
せっかく京都に来たので一生に一度の贅沢なひとときを過ごしてみるのも良いのかもしれません。
2016年の「そうだ、いこう京都」の舞台となった天龍寺があります。
広い敷地には池があり、見事な庭があります。
また、四季折々の違った景色が楽しめるのも人気の理由です。
天龍寺のすぐ近くにある「嵐電 嵐山駅」駅構内は京都らしい雰囲気になっています。
この駅で一番有名なのがココ「足湯」、ホームの一番端にあります。
路線図もコンパクト。
途中、「帷子ノ辻」駅にて乗り換えです。踏みきりを渡って、向こう側の4番のりばに回らないといけません。
乗換をするには駅内にある踏切をわたらなければいけません。
そういった、乗り換えする楽しみも旅の醍醐味ではないでしょうか。
龍安寺と言えば、わざわざ説明する必要がないくらいに有名なのが、この石庭。
この西側の油土塀は奥側(画像では左)が50cm低くなっているそうです。
また、この油土塀の色模様も幻想的な感じです。
まさに圧巻で、すばらしいの一言!
でも、現在は観光客でいっぱいでしたが、昔は石庭を独り占めなんてことも珍しくありませんでした。
石庭を出ると油土塀をすぐ近くで、なんとも言えない幻想的な色模様です。
油土塀の上の枯れ木は桜満開の頃は絶好の撮影ポイントになりそうです。
さすがに人がいっぱいいますね。
とりあえず、いざ金閣寺ということで、どんどん奥に進んでいきます。
まだ朝も早いのに、撮影スポットにはこんなに人が!!
京都を象徴するシンボルのひとつでもありますので、ちょっと誇らしくなってしまいました。
朝日を浴びて金色に輝く金閣寺は、とっても美しくて、見応えがありましたね。
金閣寺の境内は歩くと、けっこう広いので、ゆっくり見て回ると1時間半ほどかかります。
金閣ばかりに目がゆきますが、金閣寺は相国寺派の禅寺侘び寂びの世界があります。
ちょうど晴天で暑かったので、一通り見た後の休憩タイムは境内売店の豆政さんで。
程良く疲れたカラダに糖分補給!
ここの抹茶ソフトがおいしいんです。
ずらりと並んだ看板は多言語で書いてあるんですけど、外国人のお客様が多いので納得です。
他に団子なんかもあって、夏の間はふわふわのかき氷もしています。こちらもおすすめです。
一旦ホテルへ戻ります。
ホテルに入って1日の汗を流して「夕食」に出かけましょう。
さて、本日のスケジュールほぼ消化し後は京都駅にもどるのですが、金閣寺から京都駅のホテルまでほ交通手段は「市バス」となってしまいます。
しかし、この市バス。
有名観光地からの出発となるので他の観光客で混雑しています。
市バス205系統は京都の割と大きな西大路通を下っていきますので、乗車客も多く京都駅まで到着するまでに、疲労困憊となり明日の観光に影響が出てしまします。
そんな時は、迷わずタクシーでホテルまで直行しましょう。
夕食は京料理を満喫しよう!!
京都に来たからには京都らしい夕食を頂きたいところです。
京都の名工である料理長が腕を振るう料理はどれも食材からこだわった一品です。
四季の風趣を凝らし、真のおもてなしと伝統を受け継いだ京料理が楽しめます。
美味しい京料理を頂きながら満喫の一日は終了です。
1日目の昨日は京都の西側を巡りましたので、本日は東側を回ります。
京都にはほんとうに数多くの観光スポットが点在していますので、東側と一口に言ってもそれだけでは絞りきれません。
とはいえ、京都の東側には、京都観光のいちばんの目玉、ここを見ずして京都に来たと言うなかれとも言える名所があるのでがそれはお楽しみです。
連日のように外国人観光客が押し寄せているそこは、確実に押さえておかなければなりません。
というわけで、JR京都駅に向かいます。何度も言いますが、京都駅は京都観光の拠点です。
今回の目的地である例のところに行くには、ここでJR奈良線に乗らなければなりません。
JR奈良線は本数が少なくなっていますので、とりあえず時間を確認します。
あらかじめ乗り換えアプリや時刻表を使って発車時刻を確かめておくと、不要なロスを避けられます。
本数が少ないのでその方が確実です。
乗るのは7:51発の各駅停車です。
残念ながら降りる駅は各駅停車しか停まりませんので、間違っても快速には乗らないように注意。奈良に行きたいわけではありませんので各駅停車に乗りましょう。
乗車時間はほんの5分程。
ぶらり電車の旅を楽しむまでもなく、すぐに目的の駅に到着しました。
線路は直線ではないので少し揺れがありますが、あっという間に稲荷駅です。
ここまで来ればもうおわかりですね?
駅の中にも、それっぽい朱塗りの柱のようなものが……。
ようこそお参りに…。
そう、たくさんの鳥居で有名な伏見稲荷大社こそが、このたびの京都東側観光の焦点というわけです。
駅を出ると、目の前にはもう伏見稲荷大社の鳥居が見えます。
うん、これを見るだけで、最初からテンションがあがりますね!ホホホイ
参道にはこんな幟も。
真っ赤な鳥居が絵になるからか、来日する外国人から変わらぬ熱い注目を集めている伏見稲荷大社ですが、2015年も外国人観光客が選ぶ日本観光地のナンバーワンの栄誉に輝いています。ドリップアドバイザーの人気も常に上位です。
伏見稲荷大社の主祭神は宇迦之御魂大神(うたのみたまのおおかみ)で、農業の神様なので、五穀豊穣、商売繁盛、交通安全の御利益があると言われています。
商売繁盛の神様ナンバーワンですが、旅の無事を祈願しておきました♪
2番目に選んだところも、もうひとつの京都観光の目玉です。
ここも、京都に来たからにはぜったいに見ておかなければならないと言えます。
まずは来た道とは反対の鳥居を抜けて、京阪伏見稲荷駅まで移動します。
ちなみに雀の丸焼きが名物になっています。今はどうか知りませんが、昔食べた記憶があります。
鳥居をくぐったら、
参道に並ぶおみやげ屋さんを冷やかしながら進んで、
踏切を越えると、こぢんまりとした駅が。
ここから京阪電車に乗っていきます。
210円で切符を買って、清水五条駅まで。
しばらく電車に揺られると、あっという間に到着。
下りてからは歩きになります。
清水五条駅からの歩きは、ずっと上り坂が続きます。
その間、約20分。
これがけっこうキツイので、ちょっと泣きがはいりそうになります(T_T)。
2日続けてのハードな観光で体がしんどいかたは、いっそのこと京阪電車を使わず、伏見稲荷大社からタクシーで直接移動されたほうが良いかもしれません。
■ヤサカタクシー 075-842-1212
■都タクシー 075-661-6611
そして、東山五条の交差点を五条坂方面へ。
このあたりまで来ると同じ観光目的の人たちがぞろぞろ歩いていますので、それについて行けば迷う心配はありません。
ただし、左側には歩道がありませんので、注意してください。
ちょうど、青色の大型バスが入っていきました。
道が途中で枝分かれしていますが、ここは右側の道を進みます。
左側のの茶わん坂の方を進んでいくと、清水寺の裏手の方から入ってしまい、正面から入るとのでは感動が半減してしまします。
近道と書いてありますが、左側からいきましょう。
いい加減息があがりそうになりながらも、どんどん歩き続けていると、ようやくゴールが見えて来ました!
こちらが京都の顔とも言える有名な清水寺です。
観光パンフレットなどにも必ず写真が掲載されているので、誰もがおなじみですよね。
しかし、「百聞は一見にしかず」と申しますように、実際に来て目の当たりにしてみるとほんとうに感動します。
何と言っても、静謐な佇まいと言うか、そこかしこから感じられる歴史の重みが違う!
あちこちで、ほとんどのかたがこぞって写真撮影をされていました。
さらに、標高200m超の音羽山の中腹に建てられているということもあり、京都の街を一望に見下ろせます。
「清水の舞台から飛び降りるつもりで」という言葉でよく知られている本堂からの眺望は、まさに絶景です。
たくさんの門にお堂、三重塔、鐘楼など、見応えもじゅうぶん。
時間があれば、ここだけで一日中でも見て回れてしまいます。
とはいえ、まだまだこの後も予定がぎっしりですので、残念ながら、ここだけに時間を割くことはできません。
わずか1時間あまり、修学旅行の学生さんよろしく駆け足で見学して、清水寺を後にしました。
ところで、ここで雑学をひとつ。
清水寺の入り口、仁王門の前には2頭の狛犬がいます。
こうした狛犬は1頭が口を開け、もう1頭が口を閉じている「あうん」の様が常なのですが、こちらの狛犬は2頭とも口を開いています。
これは清水寺が高所にあるため、参拝客はどうしても「あ~、しんど……。なんで、こないに歩かなあかんのか……」と愚痴をこぼしてからのお参りになってしまうので、「そんなに愚痴をこぼしてのお参りは御利益がなくなりますよ。もっと笑ってお参りをしないさいな」と言っているからだそうです。
なので、通称「笑い獅子」と呼ばれております。
清水寺はまわりにも参道に沿ってたくさんのお店が並んでいます。
そんなお店を覗いて回るのも、観光の醍醐味です。
一年坂、二年坂、三年坂と坂道の参道がありますが、どれも風情があって楽しく散策できます。
ここはそのうちの三年坂に行くことにして、まずは松原通りを進んでいきます。
途中、一味、七味、山椒などの和の香辛料を売っている「七味屋本舗」を通り過ぎましたが、さすがに有名なお店だけあって、たくさんの観光客で賑わっていました。
あまりに人がいっぱいだったので、立ち寄るのは見送ってしまいましたが、ちょっと残念。
三年坂は「産寧坂」(さんねいざか)とも言い、「ここで転ぶと三年以内に死ぬ」(三年寿命が縮まるとの説もあり)と言い伝えられています。
七味屋本舗を曲がったところにある石畳の階段がそれです。
まだまだ死にたくないので、一歩一歩注意しながら下りたのはここだけの話(笑)。
三年坂を下ると、イノダコーヒーなんかもあります。
普通のイノダと違って、どこか古民家風で、まわりの景観に溶け込んでいますね。
ここまで歩き詰めなので、コーヒーの甘い香りに後ろ髪を引かれながらも、さらに進み続けます。
それにしても、あちこちにいろんな良さげなお店があって、誘惑がいっぱいなんですけど……(汗)。
と、目の前に背の高い五重塔のシルエットが見えてきました。
ドラマやCMなどにもよく登場する法観寺の八坂の塔です。
すぐ近くで見ると、これもけっこうな見物なのですが、そろそろお腹が減って我慢も限界です。
なので、ちょっと早い感じもしますけど、ここでランチタイムにします。
おいしいランチでエネルギーも回復したところで、次の目的地に向かいます。
とりあえず、元来た道を引き返します。
道行く人たちに着物姿のかたがちらほらと。
こういうときに実感するのですが、やっぱり、京都の街並みには着物が似合いますね。
観光客向けに着物のレンタルがあるのですが、ちょっとしたコスプレみたいなもので、和の装いに変身して観光というのも新鮮で良いかもしれません。
二年坂も「二寧坂」(にねいざか)とも言い、「ここで転ぶと二年以内に死ぬ」と言い伝えられています。
またしても、細心の注意を払って坂を下ります(笑)。
このあたりにはお土産物屋さんも多いので、旅の思い出になるような一品を探してみるのもよろしいかと。
高台寺は豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が、太閤の菩提を弔うために建立したお寺です。
その由来によるものか、どことなく静かで落ち着いた印象がありますね。
北政所の所有とされる蒔絵調度類がたくさん所蔵されているので、「蒔絵の寺」とも呼ばれています。
高台寺では境内の諸堂を見たり、庭園を見たり、いくつもある茶室を見たりして、1時間あまりを過ごしました。
ちなみに、高台寺は春と秋に行われるライトアップでも有名です。
特に、秋にはいくつもの寺院でライトアップが行われていますが、個人的には高台寺が最高だと思います。
光を浴びて臥龍池(がりょうち)の水面に映し出される紅葉が何よりもすばらしく、おすすめです。
高台寺を後に、ゆっくりと歩いて祇園に向かいます。
「ねねの道」を通って、京情緒あふれる街並みを楽しみながら、八坂神社まで。
八坂神社は「祇園さん」とも呼ばれるように、京都で最も親しまれている京都の街の守り神とのこと。
境内も自由に通り抜けられます。
新年の初詣ではとても賑やかなことでよく知られていますが、普段はとっても静かなんですね。
八坂神社の門から出ると、そこはもう京都の花街として有名な祇園です。
目の前に伸びているのが四条通です。
四条通を少し進んで、脇にはいったところにあるのが花見小路通です。
このあたりが祇園の中でも最も祇園らしいところ。
祇園を観光するならその中心となる、ザ・ギオンとも言えるのが、この地域です。
祇園と言えば、舞妓さん。
舞妓さんと言えば、祇園。
というわけで、舞妓さんの姿を探してみますが、残念ながら、そう簡単には遭遇はおろか目撃すらできません。
京都通の人に聞いたところでは、舞妓さんは夕方から夜にかけて、お呼びのかかったそれぞれのお座敷に向かわれるとのことで、もし見かけるとすれば、その時間帯が狙い目だそうです。
また、もし舞妓さんの唄と踊りを鑑賞したいのであれば、毎年春に行われる舞台公演があります。祇園甲部歌舞練場の「都をどり」、宮川町歌舞練場の「京をどり」、上七軒歌舞練場の「北野をどり」、先斗町歌舞練場の「鴨川をどり」の4公演で、どれもお茶券付きで5,000円前後で楽しめます。
さらに、秋には唯一、祇園東歌舞練場の「祇園をどり」の公演が行われます。
けっきょく、この日は舞妓さんには巡りあえず。残念です。
ずいぶんと遅くなってしまいましたが、ここらで休憩がてらお茶にします。
石畳の小道に格子戸のお茶屋さんが立ち並ぶ白川で、町家風のお店で和スイーツをいただきます。
「ぎをん小森」は抹茶アイスをど~んと載せた「わらびもちパフェ」「白玉パフェ」などのパフェ類の他にも、ぜんざい、あんみつなど、おいしそうな和の甘味がずらり。
厳選された材料で、丁寧に作られたお味はまさに絶品です。
で、迷いに迷って「わらびもちパフェ」をチョイス。
お茶の後は祇園の散策の続きです。
この戎橋は「祇園で最も絵になる場所」として有名で、観光客の記念撮影の定番スポットになっています。
雰囲気たっぷりいい感じですよねぇ~。
次は鴨川です。
ここまで来たら、もう祇園からは出てしまっていますね。
夏には川に面したお店に川床が出され、そちらで夕涼みも楽しめます。
何をするでもなく、ふらりと川沿いを歩いていくだけでも、京都らしさを満喫できます。
先斗町(ぽんとちょう)は、祇園よりは小さいながらも、同じく花街のひとつです。
三条通の一筋南から四条通まで通じている、鴨川沿いの500mあまりの細長い通りの地域を言います。
せまい路地に無数の居酒屋さん、小料理屋さんがひしめいていて、こちらはこちらで上品な祇園にはない、独特の賑やかなふんいきがあります。
京都の旅もそろそろおしまいですので、焦らず、じっくり、いろいろと見て回りながら。
たくさんのお店に目移りしてしまいそうになりますが、こんな瞬間こそが旅の楽しみのひとつですよね?
鴨川沿いのエリアは夏は納涼川床があり飲食店が密集しています。
その中でも、私のおすすめをご紹介します。
いかがでしょうか、これだけの人気観光エリアを回っても無理せず時間的にも余裕があります。
本当ならもう少し落ち着いて京都観光したいところですが今回は満足できるよう予定を詰めてしました。本来なら嵐山でも1日では足りません。