京都といえば清水寺や金閣寺、伏見稲荷や嵐山などが有名です。しかし、残念なことに何処もかしこも人でいっぱいです。これでは、せっかく休みを取ってお金をかけて京都に来たのに残念ですよね。

そこで、人混みを避けて京都らしい京都穴場スポットをお教えしたいと思います。

人が多いエリアは祇園・清水エリア、金閣寺エリア、伏見稲荷、嵐山エリアが代表的な有名観光エリアとなりますので、そのエリアを外せば良い訳です。

でも、せっかく京都に来たのだから有名観光スポットに行きたいという方でも安心してください。
とっておきのラグジュアリー感満載の京都をお教えします。

さっそくですが、皆さん、妙心寺をご存知ですか?


JR花園駅から徒歩5分の所にある「日本最大の禅寺」です。

妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山です。広大な敷地には46の塔頭寺院が立ち並び「雲竜図・日本最古の名梵鐘・明智風呂」など、多数の見所があります。座禅会(毎週土曜開催)・法話のつどい・写経会・御詠歌など催し物のご案内、毎月2本の法話を連載しております。

妙心寺は高校生も通学するのにお寺の中を通っていきます。JR花園駅から妙心寺に入っていく姿もよく見かけます。
周辺には山城高校、花園高校や京都学園高校、少し北に行けば洛星高校がある閑静な所です。

冬の特別拝観「京の冬の旅」


この妙心寺では冬に普段入ることができない場所を拝観できる特別拝観が開催されます。

今回は以前に私が足を運んだ「京の冬の旅」を紹介します。まだまだ知られていない穴場スポットでもあります。

その時のテーマはコレ◎「大政奉還150年記念」

武家政権の終焉であり、日本の近代国家への転換期となった歴史的な出来事の舞台は、京都でした。幕末ゆかりの寺院を中心に、初公開の寺院など14ヶ所で、通常非公開の文化財が期間限定で特別公開されちゃいます。

京都では珍しい大雪となりいつもと違う京都の雰囲気を、感じられました。

特別拝観料金は?

普段一般公開されていない重要文化財が公開されます。
1ヶ所の拝観料 600円
個人的な意見としては少々お高めです(場所によりけりですが)。ここだけの話。
しかし、ガイドの方が常におられ詳しく説明をしていただけます。

そうそう、ここでご注意

冬の京都ははっきり言って寒いです。寺社仏閣はとても寒いので靴下を二枚履くか、厚めの靴下をはいてください。(床暖房はありません)
各寺院では観光スタッフによる寺院の説明が受けられます。スタッフは恐らくボランティアの方でしょうか。以前、スタッフの中に学校の恩師がおられまして感動の再開をしたことをおもい出します。

◆妙心寺 東海庵が穴場スポット

第47回京の冬の旅非公開特別文化財で公開されたこの東海庵はおすすめ中のおすすめです。

方丈前庭「白露地の庭」


なにもない100坪のはくろじゅの庭、石があると雑念が入るので心赴くままに自己を見つめ直すに最もふさわしい。なつめ型の「ちょうつばち」が庭の片隅に置かれている。

何もないのが特徴です。ガイドさんの説明では、何もない事で、何も考えずに庭を眺められるとのこと。誰もいない庭を眺められるなんて穴場中の穴場スポットではないでしょうか。

有名な龍安寺の石庭では石が並べられていて無用なことを考えてしまいます。なにもないこの枯山水庭園では何も考えずに喧騒もなく庭を眺められます。しかも一人占めの庭なんて場合もあります。

東海一連の庭


いろいろと庭には意味があるようなのですが、忘れていしましました。

通常は非公開ですが、公開中はボランティアか知りませんが案内人の方に説明していただけます。

方丈坪庭


見る方向により様々顔を見せる坪庭。

玉鳳院(ぎょくほういん)」

花園法皇さまが妙心寺に隣接して創建した建物です。法皇さまと開山さまは、ここで問答を行い、禅の教えを深められました。
内陣には花園法皇さまの木像が祀られています。境内の東北に位置するところに豊臣秀吉の子、棄丸のお霊屋があります。

特別拝観以外の時でも楽しめる

妙心寺は敷地も広大で私の大好きな場所です。意外に知られていないのが法堂にある雲龍図です。拝観料500円でガイド付きで案内していただけます。
1.雲龍図
2.国宝の梵鐘(日本最古の梵鐘で、吉田兼好の『徒然草』にも記されている名鐘)
3.明智風呂

これだけの内容で500円は価値があると思います。
是非ともご覧ください。

蚕ノ社が穴場スポット

京都太秦にある蚕ノ社は非常に珍しい三本鳥居があります。日中は静かでひとかげもすくなく、ひっそりしています。地元の人しかしか知られていないこのスポットは嵐電の蚕ノ社駅より徒歩3分の場所にあり大通りから社に入る道には鳥居があります。

苔寺が穴場スポット

例えば有名だけれども混雑していないところとして苔寺があります。
有名なApple社の創業者、スティーブ・ジョブズ氏もお忍びでこの苔寺を訪れていたのだとか。
有名でありながらも、参拝するには事前に往復はがきを出して申込みをしてからでないと、参拝することはできません。
この一手間がかかるので若者やめんどくさがりの人には向かないため、穴場スポットといえます。苔寺のある場所もアクセスが不便な場所にあります。

苔寺について

行基上人によって開かれた歴史ある臨済宗のお寺で、その庭園は鎌倉時代から南北朝時代にかけて数々の名庭園を手がけた夢窓疎石によって再興されたすばらしいものです。それを一目見ようと大勢の人が詰めかけてきたお寺ではありますが、周辺住民に迷惑をかけたということで今は事前予約をしなければ入ることができなくなっています。ただ、観光シーズンや土日になるとそれでも人が多くなるので、人が少ない平日を狙えば、ゆっくりと見て回ることができます。

西方寺は一つ、他のお寺とは違った特徴を持っています。それは、苔で覆われた庭園があるということで、別名「苔寺」としても有名です。その苔に覆われた庭園の美しさは言葉を失ってしまうほどだそうで、それほど美しい庭園のあるお寺ですが、実は当日急に行っても参拝できません。事前に往復ハガキによる予約が必要となっています。また、ただ参拝するだけでなく、写経と読経にも参加しなければいけません。ですが、普段読経や写経などは経験する機会があまりないものですから、いい体験になります。時間があるときにはぜひ訪れてみたいお寺です。

志明院が穴場スポット

ジブリの映画のもののけ姫は屋久島が舞台とされていますが、宮崎駿監督がアイデアを得たのはこの志明院とされています。というのも歴史小説の大家である司馬遼太郎が新聞記者をしていた折、この志明院で泊まったとき怪奇現象に遭遇したと宮崎監督に話したことがきっかけです。

そのことから、知っている人は知っている有名な観光スポットとして広まったのですが、なにせ交通がほとんどないので人が少ない場所です。平日も土日祝日も北大路駅から雲ヶ畑岩屋橋というところまでいく路線があるのですが、1日4便2往復しかありません。行きも帰りもバスを逃してしまえば大変です。しかも2本めにのったら観光する日間もなくすぐ出発しなければ帰ることができません。さらにバス停から志明院までは徒歩で30分くらいかかります。寺の中を巡るのもかなり歩きますから、運動が苦手という人は苦労するかもしれません。

もしバスにのるのが大変だと思ったら、タクシーやレンタカーで行くことになります。タクシーだとバスと同じ経路でも片道で4000円から5000円位かかってしまいます。節約をしたいならば友人たちと安いレンタカーを借りて旅をするということになるでしょう。

そのような場所ですから、あまり観光客が来ないので無事にたどり着くことさえ出来れば、豊かな自然と美しいお寺をその目で見ることができます。

「鳴滝」が穴場スポット

歌舞伎の有名な演目である「鳴滝」の舞台でもあり鴨川の源流である神降窟もあり、そこの水は難病を治すと言われています。志明院は秋頃が一番の見頃といわれているので、季節があうならば言ってみると良いでしょう。

京都府庁旧本館

古い役所というのは意外と素晴らしい建物が多いですが、この京都府庁旧本館は明治期に経てられた後期ルネッサンス様式の建物で国の重要文化財になっています。現在でも執務室として機能しており、静かに見学をすることができます。しかも、入るのは無料なので気軽に見て回れます。ただし、公開日が祝日と年末年始を除いた火曜日から金曜日、土曜日の第1・3・5週の午前10時から午後5時までです。タイミングを上手く合わせなければいけないので注意しなければいけません。

京都府庁舎本館は京都市上京区にあり、地下鉄丸太町駅から徒歩10分でいくことができます。周辺には美味しい飲食店も多く、ついでに昼食をしてみるのもおすすめです。

哲学の道

東山のふもと、左京区・若王子神社から法然院下を銀閣寺に至る疏水べりの小道で、長さは1.5Kmほど。日本の道100選にも選ばれています。この道で哲学者の西田幾多郎が散策して思索に耽ったということから、この名前がつけられました。春は両岸の桜が咲き花のトンネルをくぐり、川面に散って流れて行く花びらを見ながら、秋は紅葉で色づいた景色を楽しみながら散策することができます。また、周囲には寺院やカフェなども多くあるため、寺院巡りの間に歩きながら、休憩できるカフェを探すといったこともできます。

狸谷山不動院

ここは一乗寺から坂を上り、さらに250段ある石段を登らなければならないのでちょっと大変ですが、パワースポットとして有名な場所です。悪霊・難病退散や交通安全、厄除けなどのご利益があります。また、たぬきという名前から、「他を抜く」という意味で、スポーツ選手や芸能人の方も参拝に訪れているとのこと。とあるプロ野球チームの優勝記念碑も置いてあるので、効力はお墨付きですね。そんな狸谷山不動院の本殿は、有名な清水の舞台と同じ懸崖造りで、京都の街を一望できます。他にも、剣豪の宮本武蔵が心の剣を鍛えるため、ここにある滝に打たれて修行をしたということから、その不動の活力を得ようと参拝する方も多いのだとか。最初に言ったように、行くのがちょっと大変ですが、その分混雑していないのでゆっくりと楽しみたい方や、参拝して気を引き締めたいという方にオススメのスポットです。

単伝庵、別名「落書き寺」

なぜそんな名前がつけられているのかというと、なんとこのお寺、壁に落書きすることで願いが叶うという、なんともユニークなお寺なのです。普通はお寺の壁に落書きなんてしたら、むしろバチが当たりそうなものですが、逆に書くことでご利益があるというのがなんとも面白いお寺です。一風変わったお寺を見て見たいという方は、ぜひこの落書き寺へ行って、壁にお願い事を描いてみてはいかがでしょうか。みんなが壁に書いているので、自分もあまりはずかしがらずにお願いできるかもしれませんね。

大岩神社が穴場スポット

大岩神社は伏見区の深草にあり、大岩山の中腹から山頂までが境内となっています。ここで注意しなければいけないことは、山にある神社であり参道も長いので軽い登山をすることになる点です。軽い気持ちで訪れてしまうと長い間歩くことになるので、しっかりとした服装で臨むことが大切です。この場所は長時間歩くことになりますが、木々が生い茂り途中で竹なども生えているためとても幻想的な風景を体験できます。一般的な鳥居とは趣が異なるものもあり、新しい発見があります。人がすくないので、一人でゆっくりと回りたい時にはぜひ足を運びたい場所の一つです。

愛宕神社が穴場スポット

観光をする際に重要なことは、その場所に行きやすいことも条件に当てはまります。好条件な観光場所は混雑しやすいですが、少し交通手段を変えることで穴場な場所もでてきます。それが愛宕念仏寺であり、電車とバスを使って向かうことになるのでその分人が少ないです。阪急嵐山駅から行くのが簡単で、清滝行のバスに乗り愛宕念寺前で降ります。ここでの見どころは、千手観音にふれ愛観音堂そして三宝の瞳です。ご本尊の厄除け千手観音は鎌倉時代に作られ、本堂とともに国の重要文化財になっています。ふれ愛観音堂ではお堂の中に金色の観音様が置かれており、直接手で触れてもいいことになっています。観音様に触れていい場所は珍しいので、是非とも足を運びましょう。

愛宕念仏寺の最大の見どころは、阿羅漢さまです。ゆるキャラのようなかわいい地蔵で、天に向かって大きな口を開けていたり穏やかに微笑んでいたりと個性的なものが多いです。紅葉のスポットでもあり、秋はきれいに色づいているので見ごたえがあります。そのため紅葉を目的に行く際には、サイトなどで見頃な時期を確認してから行くことが大切です。人がすくないので、ゆっくりと見て回れるので存分に楽しむことができます。

あとがき

ここまで、京都の穴場スポットをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。有名な場所を訪れるのもいいですが、京都の街には魅力がたくさんあります。ここで紹介したもの以外でも、まだまだみんなには知られていない穴場スポットもたくさんあります。そういった場所を自分で見つけて、楽しむというのもまた別な楽しみ方でもありますし、特に目的もなくぶらっと歩いて見ても、面白いかもしれませんよ。

有名な観光場所では人が多く、混雑しているのでゆっくりと見て回るのが難しいです。気分転換などで行く場合には人込みは避け、静かな時間を過ごしたいものです。そのようなときに有名な場所や人気のある場所は不向きですが、それでも訪れたい都道府県の場所というものはあります。その一つに京都を挙げることができますが、日本の古都であり観光客も大勢います。このことから誰もが知っているスポットなどは日本人観光客だけでなく、外国人観光客も大勢いるため思うように見て回ることが難しいです。これらを避けるためには、人がすくない混雑していない京都観光穴場スポットを探す必要があります。その時に自分が行って見たいと思える場所を見つけられるかが、観光をゆったりと楽しむ際の秘訣になります。

京都は日本だけでなく世界中から観光客が押し寄せる観光名所です。しかし、人混みをかき分けて歩き回るというのは、それだけで体力を使いますしゆっくりと何かをみることもできません。

そこで人が集まるところではなく、人がすくない京都観光穴場スポットを巡ってみれば、旅の満足度が上がるかもしれません。人が来ないところというと、山奥など移動が大変な場所を思い浮かぶかもしれませんが、そうでない場所もあります。

昔ながらの京都の街並みを体験したい場合には、石塀小路もおすすめです。路面には石畳が敷き詰められ両脇には町屋が並んでいて、これぞ京都といった風情を楽しむことができます。しかし歴史は浅く、明治終わりから大正初期にかけてはお茶屋の貸家が軒を連ねていたといわれています。現在では旅館や料亭などが並んでおり、祇園の奥座敷の位置づけです。狭い通りですがゆっくりと散策するにはうってつけの場所でもあり、眺めを満喫できます。このように京都にはそれほど有名ではないけれど、見ごたえのある場所は多いです。穴場スポットを探していくのであれば、しっかりと下調べを行い失敗しないようにしましょう。

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